活字のカテゴリー


こんにちは、八十川です!
今日も引き続き、「活字」について勉強していこと思います!
そんな今回は、活字のカテゴリー・・・6つのグループに分けて
勉強を進めていこうと思います。

ほとんどの書体は、今から勉強する6つのカテゴリーのどれかに
分類することができるのですが、活字のコントラストについて
意識的になるには、まず、活字のデザインの大きなグループ間の
「類似性」を知っておくことです。
「類似性」こそ、活字の組み合わせに衝突をもたらすものだからです。

書体を組み合わせる鍵は、その類似点と相違点を理解することにあります。

ですが、もちろんどのカテゴリーにも綺麗に当てはまらない書体が
何百も存在します。
活字の多様性に対応させて、カテゴリーを何百も作ることもできるでしょう。
しかし、そんなことは気にすることではなく、活字をもっと精細に
はっきりと見るようにすることです。


それでは、1つずつ解説していきましょう!


「オールドスタイル」

初期の書体は、写本筆記者の手書き文字に基づいていました。
それらは、オールドスタイルと呼ばれます。
オールドスタイルの形を注意深く観察すると
手に持った先の尖ったペンを思い浮かべることができます。
オールドスタイルには、必ずセリフがあり、小文字のセリフは
必ず斜めになっています。
また、セリフが本体に接続する部分は「ブラケティング」と呼ばれる
カーブになっています。
ペンに由来するため、ストロークの曲線部分には太い部分から
細い部分への太さの維持があります。
このストロークのコントラストは比較的穏やかなもので、
やや細い部分からやや太い部分に変化していきます。
曲線部のストロークのもっとも細い部分同士を線で結ぶと、
斜めの線になり、この線を「ストレス」と呼びます。
オールドスタイルの活字は斜めのストレスを持っています。

オールドスタイルのような書体は、「不可視性」をもっているので
長大な本文に使うのに最適な書体グループになっています。
このグループの書体は、本文を読むのに目障りになるような
強い個性を持つことはまずありません。
つまり、文字そのものに注意を引くことがないので、実際に読んでもらいたい
大量の活字を組む時には、オールドスタイルの書体から選ぶことが良いでしょう。


「モダン」

1700年代になると、紙が以前よりもなめらかになり、印刷技術も
洗練され、この時期の新しい書体は、もはや手書き文字を模様していません。
モダン書体にもセリフはありますが、傾斜せずに水平になって
また非常に細くなっています。
無駄のないギリギリの構造で、ストロークに極端な太さの維持
つまりコントラストを持っています。

モダン書体は人をはっと驚かせる姿をしています。
特に、大きなサイズで使われるとその傾向が強まります。
強い太さの維持をもっているせいで、ほとんどのモダン書体は
長大な本文には向いていません。
その場合、細い線はほとんど見えなくなり、太い線は突出します。
そのようなぺージ上の効果は「ダズリング」と呼ばれます。


「スラブセリフ」

太さのコントラストがほとんどないスラブセリフ書体は、可読性の面では
たいへんすぐれているので、安心して大量のテキストに使うことができます。
しかし、オールドスタイルの書体に比べると、全体的に暗いページになります。
オールドスタイルの書体よりもストロークが太く、太さの維持が少ないからです。
スラブセリフ書体は、すっきりと単純な姿をしているので、
子供向けの本などでよく使われます。


「サンセリフ」


「サン」というのはフランス語で「~がない」という意味です。
だからサンセリフ書体には、ストロークの先端にセリフがありません。
セリフをなくすという考えは、書体の進化のかなり後で出てきたもので
20世紀に入るまではあまり広く成功することはありませんでした。

サンセリフ書体は、ほとんど必ずと言っていいほど「モノウエイト」
太さが一定ということです。
ストロークの視覚的な太さの維持がなく、文字の形が全部どこでも
同じ太さだということです。

ほとんどのサンセリフ書体は、モノウエイトです。
しかしごく少数ですが、わずかな太さの維持をもつサンセリフ書体があります。
太さの維持をもつ点ではセリフ書体に似ているし、セリフを持たない
点では一般的なサンセリフ書体にも似ています。
この種のサンセリフ書体を扱うときは、慎重に扱いましょう。


「スクリプト」

スクリプト書体のカテゴリーには、カリグラフィ用のペンや筆や、
ときには鉛筆や製図ペンなどで書いた手書き文字のように
見える書体が全て含まれます。
このカテゴリーは、さらにいくつかのグループに分類することができ
続け文字のスクリプト書体、続け文字でないスクリプト書体
普通の手書き文字のようなスクリプト書体、伝統的なカリグラフィ書体
を真似たスクリプト書体などです。

お洒落に見えるスクリプト書体ですが、控えめに扱わないと
少し気持ち悪くなることがあります。
ですから、長文には適した書体ではありません。
また、絶対に全部大文字にしてはいけません。
しかし、スクリプト書体を非常に大きなサイズで使うと、
衝撃的な効果を発揮します。


「デコラティブ」

デコラティブ・フォントを見分けることはすごく簡単です。
全部そのフォントで組んである本を読むことを想像するだけで、
少し吐き気をもよおすようなフォントは、たいていデコラティブn
項目に分類できます。
楽しくて、目立って、使いやすくて、値段が安いことが多くて
風変わりなアイディアを表現したければ、非常に目立つという
まさにそのために使えるケースが限られます。

デコラティブを使う場合のアドバイスとしては、
その書体に抱いた第一印象を超えるような使い方をしてみましょう。
デコラティブは使い方次第で、見た通りの情感を使えることも
できれば、第一印象と非常に異なる含意を伝えるようにひねることもできます。




         /まとめ\

活字のこのような広範なカテゴリーに意識を向けることが
いかに重要かは、どれほど強調してもしすぎることはありません。

デザインの内容にあった書体を使用するこを十分注意しましょう。
長文に適する書体、強調させたい、目立たせたいときに使う書体
今回いくつか紹介してきましたが、それらを上手に使うことで
見る側の意識も変わりますし、記憶に残りやすくなるはずです。




 
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