活字のコントラスト


こんにちは、八十川です。
毎週行っている勉強会のお時間です。
勉強会、第一段のテキストも終盤に差し掛かっています。

残り後わずか頑張っていきましょう!





今回は、書体の組み合わせに焦点を絞ります。

作品上で何が起きているか、読者が苦労して探し当てる必要が
あるようではいけません。

その作品の焦点、中身の構造、目的、情報の流れ、この全てが
一目で認識できるようになっていなければいけません。



 

サイズ

サイズのコントラストは非常にわかりやすいもので、
言うまでもありませんが、大きな活字と小さな活字のコントラストです。

サイズのコントラストを効果的にするには、
しっかりと大、小に差をつけることです。
12ポイントの活字と14ポイントの活字の
間にはコントラストは存在しません。

サイズのコントラストは、必ず活字だけを大きくしなければ
ならないというわけではありません。

例えば、新聞の大きなページに、小さな活字が1行だけ
載っているとしたら、それを読まざるを得ないですよね。
おそらく何も考えなくても目に入ってくることでしょう。

このような状況にさせる原因として重要なのが、
大きなページと非常に小さな活字とのコントラストなのです。


 
太さ

書体の場合、ウエイトというのはストロークの太さを意味します。

太さもサイズと同じように、それほど差のないもので
コントラストを付けようとしてはいけません。
必ずどちらか一方を、もう一方よりも太いものにする必要があります。

ウエイトのコントラストは、ページを魅力的に魅せるだけでなく
情報を組織化するための最も効果的な方法の一つでもあります。
重要な見出しや語句をはっきり太くすると、情報の階層構造が
一目で理解できるようになります。

また、文字ばかりの灰色のページを作る場合、重要な語句を太字に
することにより、読む側をページに引き込むことができるでしょう。

 
構造

書体の構造とは、それがどのように組み立てられているかということです。

タイポグラフィでコントラストを付けるための指針は、2種類の書体を
2種類の異なる書体カテゴリーから選ぶということです。

同一ページ上で2種類のオールドスタイルの書体を
使うのは避けるべきです。
オールドスタイルの書体同士は非常によく似ているので、
どう処理しても必ず衝突を起こします。

同じ理由で、2種類のモダン書体や、2種類のスラブセリフ書体を
同一ページ上で使うのは避けましょう。

 
フォーム

文字のフォームというのは、文字の外形のことです。

文字は、構造が同じでもフォームが異なることがあります。
例えば、大文字の「G」は、小文字の「g」と同じ構造ですが、
実際のフォーム、すなわち外形は大きく異なっています。

大文字の文字のフォームが、その小文字のフォームとは
異なっていることに加えて、全部大文字で書いた場合は
単語のフォームも異なってきます。

そのせいで、全部大文字で書いた単語は、読みづらくなるのです。

私たちは、ある単語の意味を一つ一つ文字からだけではなく、
単語全体の外形からも認識しています。

全部大文字で書かれた単語は、一様に長方形をしているので、
文字を一つずつ読んでいかなければなりません。

ですが、時には、作品のデザイン的な「見栄え」の為に、
全部大文字を使う方がいいこともあります。

 
方向

活字の方向と言えば、思い浮かべるのは活字を傾けることです。

右上がりに傾いている活字は、積極的なエネルギーを生み出し、
右下がりに傾いている活字は、消極的なエネルギーを生み出します。


方向には、もう一つの意味があり、どんな活字の要素にも
たとえまっすぐにページを横切っていいるだけでも方向があります。

活字の行は、水平の方向を持っています。
活字の細長い「段」は、垂直の方向を持っています。
このような、より高度な活字の方向付けで、コントラストを
付けることが面白いと思います。

 


色について言えば、赤やオレンジなどの暖色は前に出てきて
私たちの注意を引き付けます。

私たちの目は暖色に強く誘われるので、ごくわずかな赤だけで
コントラストを付けることができます。

反対に、青や緑などの寒色は、私たちの目から遠ざかります。
寒色は広い範囲に使っても大丈夫です。
効果的なコントラストを付けるためには、多くの寒色が必要になります。

白黒のテキストの「色」の違いは、文字の太さ、構造、フォーム
文字内の空白、文字間、行間、活字のサイズ、xハイトのサイズなどの
バリエーションから生まれます。
ただ1種類の書体しか使わなくても、さまざまな色を作りだすことができます。

細くて細かい書体を文字間と行間をあけてレイアウトすると、
とても明るい色が生まれます。
太いサンセリフ書体をぎっしり埋め込むと、暗い色が生まれます。

灰色の文字だけのページは見た目にも退屈で読む気は起こせません。




 
まとめ

サイズ・・・思い切り差をつける
太さ・・・太字と細字でコントラストを付ける
構造・・・異なる構造にするために、異なるカテゴリーからフォントを選択する
フォーム・・・大文字対小文字はフォームのコントラスト
方向・・・水平な活字と細長い段組みとの対比という意味で使用する
色・・・暖色は前へ、寒色は後ろへ。




お気軽にどうぞ!

ご相談のご予約はこちらから!
ロイテムのご相談はこちらから!
ホームページ一体型管理システムはこちらから!
 

■───────────────────────────── 
│ 株式会社アリスプラン ロイテムカスタマーサポート係 
■───────────────────────────── 
│ 本社:香川県高松市十川東町83番地1 
│ 営業受付時間:9:00~18:00(土日祝休み) 
│ TEL:087-814-3974 FAX:087-814-3964 
│ 代表mail:ccc@aliceplan.com 
│ 販売システム「ロイヤルカスタマーシステム」 
│ ロイテムさえいれれば優良顧客を育てることができる!を信念に 
│ サイトURL:https://www.loytem.com/ 
│ お知らせ一覧:https://aliceplan.com/blog/?search=on&category=ロイテム 
│ Q&A:https://aliceplan.com/blog/?search=on&category=ロイテムQ%26A 
■─────────────────────────────

lineで相談
ロイヤルカスタマーシステムの公式ホームページのリンクです。

ブログ一覧へ戻る